ゆるグルテンフリー 始めてみた私の変化と体験談
漠然とした不調とグルテンフリーへの興味
以前の私は、なんとなく体調が優れない日々を過ごしていました。朝起きるのが辛い、午後にはもう疲れている、お腹の調子が安定しないなど、明確な病気ではないけれど、常に体のどこかに不調を抱えているような状態でした。仕事に集中できなかったり、休日も積極的に活動する気になれなかったり、気分まで落ち込みがちでした。
そんな時、インターネットで「グルテンフリー」という言葉を目にしました。腸内環境を整えることで、体だけでなく心の調子も改善される可能性があると知り、漠然とした不調に悩む私にとって、希望の光のように感じられたのです。
しかし、同時に「完璧にやらないといけないのでは?」「外食はどうするの?」「本当に続けられるの?」といった不安も次々と頭をよぎりました。ストイックな食事制限は苦手ですし、付き合いも多い中で完全にグルテンを避けるのは無理だろうと感じていました。一歩踏み出すことをためらっていたのは、こうした不安が大きかったからです。
「完璧じゃなくていい」ゆるグルテンフリーという選択
グルテンフリーについてさらに調べていくうちに、「完璧を目指さなくても良い」「できる範囲で取り入れるだけでも変化がある」という「ゆるグルテンフリー」という考え方があることを知りました。この言葉に、私はとても救われた気持ちになりました。
「まずは、できることから試してみよう」そう思えたのです。私の「ゆる」の定義は、以下の通りです。
- 家で食べる時は意識する
- 外食や付き合いの場では、無理のない範囲で楽しむ
- 全てを一度に変えず、少しずつ変えていく
この「ゆるさ」を自分に許可したことで、ハードルがぐっと下がり、「よし、やってみよう」と軽い気持ちで始めることができました。
私が最初に始めたことと小さな気づき
私がまず最初に変えてみたのは、毎朝食べていたパンでした。パンが大好きだったので少し寂しい気持ちもありましたが、代わりに米粉パンや、オートミールを取り入れてみることにしました。
最初のうちは、米粉パンの種類を調べたり、オートミールの美味しい食べ方を試したりと、少し手間が増えたと感じることもありました。でも、新しい食材を知る面白さもありました。
始めて数日経った頃、大きな変化はありませんでしたが、なんとなくお腹の張りがいつもより少ないことに気づきました。これは気のせいかな、と思いましたが、以前は食後に感じやすかった重たさが少し和らいだような感覚でした。
また、朝食をパンから米粉パンやオートミールに変えたことで、午前中にお腹が空きにくくなったように感じました。以前はすぐに小腹が空いて、お菓子に手が伸びることがあったのですが、腹持ちが良いのか、間食が減りました。これは嬉しい変化でした。
ゆるく続けるための工夫とマインドセット
「ゆるグルテンフリー」を選んだことで、気持ちがとても楽でした。例えば、友人とカフェに行く時には、パスタやサンドイッチではなく、ご飯を使ったメニューを選んでみたり、どうしても食べたいものがあれば気にせず食べたりしました。職場でのランチも、お弁当を持参する日を増やしたり、コンビニで買う際には原材料表示を少し気にする程度に留めました。
完璧ではないことへの罪悪感を持つよりも、「今日は〇〇ができた」「これなら続けられそう」というポジティブな面に目を向けるようにしました。もし外食でグルテンを摂取してしまっても、「また明日からゆるく頑張ろう」と思えるようになりました。この「完璧じゃなくていい」というマインドセットが、何よりも継続の力になったと感じています。
小さな変化が積み重なって
ゆるくグルテンフリーを始めて1ヶ月、3ヶ月と続けるうちに、小さな変化が積み重なり、以前とは違う体の軽さを感じることが増えました。
まず、お腹の調子が以前より安定してきたことです。毎日のようにお腹の張りに悩まされることが減り、快適に過ごせる日が増えました。また、なんとなく感じていた疲れやすさも、以前ほどひどくなくなり、午後も比較的元気に過ごせる日が増えたように感じています。
劇的な変化ではなかったかもしれませんが、これらの変化は、私の気分にも良い影響を与えてくれました。体が軽くなったことで気持ちも前向きになり、休日も外出する気になったり、趣味の時間を楽しむ余裕ができたりしました。
これから始める方へ
グルテンフリーに興味があるけれど、私のように不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。私の体験から言えるのは、何も完璧にする必要はないということです。まずは「ゆるく」始めてみませんか。
朝食のパンを変えてみる、家で食べる時だけ意識してみる、という小さな一歩からでも良いのです。そして、完璧にできなかった日があっても、自分を責めないでください。「ゆるグルテンフリー」でも、体や心に良い変化をもたらす可能性は十分にあります。
小さな一歩を踏み出し、自分に合ったペースで続けていくことで、きっとあなたの体と心にも良い変化が訪れるはずです。応援しています。