GFで変わる私の体と心

付き合いやイベントでも大丈夫 グルテンフリーを続けたリアルな話

Tags: グルテンフリー, 体験談, 付き合い, イベント, 継続, 工夫

グルテンフリーという言葉を耳にし、健康や体調改善に関心があるものの、いざ始めてみようとすると「友人との食事や会社の飲み会はどうすれば良いのだろう」「イベントの時はどうするのだろう」といった不安を感じる方は少なくないと思います。せっかく始めても、付き合いの場面で壁にぶつかり、続けるのを諦めてしまうのではないかと心配になるかもしれません。

私もグルテンフリーを始める前は、まさに同じ悩みを抱えていました。外食はもちろん、誕生日パーティーや季節のイベントなど、美味しいものをみんなで囲む機会が多く、グルテンフリーでは楽しめないのではないか、周囲に迷惑をかけてしまうのではないか、と考えてしまったのです。

しかし、実際にグルテンフリーを試行錯誤しながら続けてみた結果、付き合いやイベントの場でも、以前と変わらず(あるいは以前よりも)楽しむことができるようになりました。今回は、私がどのようにしてこれらの壁を乗り越え、グルテンフリーを無理なく続けられたのか、そのリアルな体験談と工夫をご紹介します。

グルテンフリーを始めた頃の悩みと実際の壁

漠然とした体のだるさや、お腹の不調が続いていた私は、友人に勧められたことをきっかけにグルテンフリーを試してみることにしました。初めは自宅での食事を小麦製品から米粉やその他の代替食品に置き換えることからスタートしました。

自宅での食事は比較的スムーズに移行できましたが、問題は外の世界でした。会社の同僚とのランチ、大学時代の友人との飲み会、週末のホームパーティーなど、誘われるたびに心が重くなりました。「何が食べられるのだろうか」「いちいち説明するのが面倒だな」「雰囲気を壊したくない」といった思いが頭をよぎりました。

特に困ったのは、メニューにグルテン情報が詳しく記載されていないお店や、大皿料理をシェアするスタイルの食事会です。自分だけ違うものを注文するのも気が引けますし、取り分ける際にうっかり小麦製品が混ざってしまう心配もありました。断るのも気が進まず、かといって不安なまま参加するのもストレスでした。

付き合いやイベントを乗り切るための私の工夫

このような悩みに直面しながらも、「せっかく始めたのだから続けてみたい」という気持ちが強く、いくつか工夫を試みるようになりました。

事前準備で安心感を高める

まず始めたのは、事前にリサーチする習慣です。外食の予定が入ったら、可能であればお店のウェブサイトでメニューを確認したり、グルテンフリー対応が可能か問い合わせてみたりしました。最近はグルテンフリー対応のお店も増えており、選択肢が広がっていることに気づきました。また、友人との集まりであれば、お店選びの際に「〇〇が食べたい気分だけど、どこか良いお店ない?」といった形で、自分の希望をそれとなく伝えつつ、みんなで楽しめるお店を一緒に探すようにしました。

ホームパーティーに招かれた際は、主催者に事前にグルテンフリーで食事をしていることを伝えました。その上で、「何か一品、グルテンフリーの持ち込みをしても良いですか?」と提案しました。こうすることで、主催者の負担を減らしつつ、自分も安心して食べられるものがある状況を作ることができました。

周囲への伝え方の変化

グルテンフリーを始めた当初は、周囲にどう伝えれば良いか迷いました。「アレルギーではないし、大げさかな」と思っていましたが、中途半端に隠そうとすると、かえって説明が難しくなることに気づきました。

そこで、重すぎず、かといって曖昧すぎない伝え方を意識するようになりました。「最近、体の調子を整えるためにグルテンフリーを試していて、小麦製品を控えるようにしているんだ」と、簡潔に理由を添えて伝えるようにしました。無理強いするわけではなく、「食べられないものがあったらごめんね」「気にしないで」というスタンスでいると、ほとんどの人が理解を示してくれました。中には、グルテンフリーに興味を持ってくれる人もいて、会話のきっかけになることもありました。

完璧を目指さない柔軟なマインド

一番大きかった変化は、完璧を目指さないことにしました。最初は少しの小麦も避けるべきだと思っていましたが、それにとらわれすぎるとストレスが溜まり、楽しむことが難しくなりました。例えば、メニューにグルテンが含まれている可能性が高いけれど、どうしても食べたい雰囲気の料理があった場合や、付き合いでどうしても避けられない場面では、深く気にしすぎないことにしました。

もちろん、体調に顕著な影響が出る場合は避けますが、「たまには少量なら気にしすぎない」という柔軟性を持つことで、心理的な負担が大きく軽減されました。このマインドセットは、グルテンフリーを長期的に継続する上で非常に重要だったと感じています。

工夫を続けたことで得られた変化

付き合いやイベントでの食事を諦めることなく、これらの工夫を続けていくうちに、体と心の両方に良い変化を感じるようになりました。

まず体調面では、グルテンフリーを始めるきっかけとなったお腹の不調が軽減され、以前より疲れにくくなったことを実感しています。これは自宅での食事改善だけでなく、外食やイベントでもできる範囲で継続できたことが大きいと感じています。

そして、心の面では、食事の場に対する不安が大きく減りました。以前は誘いを受けるたびに悩んでいましたが、今は「きっと何かしら食べられるものがあるだろう」「最悪、事前に何か食べておけば大丈夫」と前向きに考えられるようになりました。また、自分の体調を自分で管理できているという感覚が、自信にもつながっています。友人や同僚とのコミュニケーションも、食事のことで気まずさを感じることがなくなり、以前よりスムーズになったように感じています。

まとめ|付き合いとグルテンフリーは両立できる

グルテンフリーを始めたばかりの頃は、付き合いやイベントが大きな壁のように感じられるかもしれません。しかし、事前の情報収集や周囲への伝え方を工夫し、そして何よりも「完璧を目指さない」という柔軟なマインドを持つことで、これらのハードルは乗り越えられます。

私も最初は不安でいっぱいでしたが、工夫次第で友人との大切な時間を犠牲にすることなく、グルテンフリーを続けることができています。そして、継続することで体調が改善され、心が軽くなるという良い循環を実感しています。

もしあなたが今、付き合いやイベント時の食事に不安を感じてグルテンフリーへの一歩を踏み出せないでいるなら、ぜひ「完璧でなくて良い」という考え方から始めてみてください。きっと、あなたに合った無理のない継続方法が見つかるはずです。体と心の変化を楽しみながら、グルテンフリーのある暮らしを送る応援をしています。