体のだるさが消えて毎日が活動的に グルテンフリー体験談
以前は「なんとなく体が重い」と感じていました
私は30代半ばの会社員です。数年前から、大きな病気ではないものの、漠然とした体の不調を感じることが増えました。特に悩まされていたのが、「体のだるさ」や「重さ」です。
朝起きてもスッキリせず、午前中から体が重く感じることがよくありました。仕事中も集中力が続かず、夕方になるとへとへとになってしまう日が多く、帰宅してからは何もする気になれない、という毎日でした。以前はもっと活動的だったはずなのに、どうしてだろう、と不安に思うこともありました。
食生活は特に乱れているという自覚はありませんでしたが、パンやパスタ、うどんといった小麦製品を食べる機会は、朝食、ランチ、間食など、日常的に多かったです。インターネットで体調不良の原因を調べているうちに、「グルテン」という言葉を目にし、「もしかして、これが原因かもしれない」と興味を持つようになりました。
グルテンフリーを始めてみようと思ったきっかけ
グルテンフリーについて調べると、腸内環境への影響や、体調が改善されたという体験談が多く見つかりました。中には、私と同じように「体のだるさ」や「疲れやすさ」が改善されたという声もあり、希望が持てると感じました。
しかし、同時に「ストイックで難しそう」「外食できなくなりそう」「続けられるか不安」といったネガティブな情報も目にしました。パンや麺類が好きなので、それらを一切食べない生活が想像できませんでした。
それでも、「この体のだるさをどうにかしたい」という気持ちが強く、まずはできる範囲で試してみようと、ゆるやかな形でグルテンフリーを取り入れてみることにしました。
最初のステップと具体的な工夫
グルテンフリーを始めるにあたり、最初は何から手をつけて良いか分かりませんでした。まずは自宅での食事から変えようと思い、スーパーで米粉パンやグルテンフリーパスタを探してみることから始めました。
最初から完璧を目指すのは無理だと感じたので、まずは朝食のパンを米粉パンに替える、自宅で食べる麺類を米粉麺や十割そばにする、といった小さな一歩から始めました。大好きなパスタを完全にやめるのは難しかったため、週に1回だけは食べる日を作るなど、無理のないルールを決めました。
買い物の際は、食品表示を気にするようになりました。「小麦粉」という文字を避けるように意識しましたが、最初は思っていた以上に多くの食品に含まれていることに驚きました。醤油や味噌、カレーのルーなど、調味料にも含まれていることがあると知り、代替品を探すのが少し大変でした。しかし、最近はグルテンフリー対応の調味料も増えているため、以前より探しやすくなったと感じています。
外食や付き合いに関しては、最初は少し戸惑いました。ランチに誘われた際、メニュー選びに困ることがありました。そんな時は、お米が主食の定食を選んだり、サラダや肉・魚料理を中心に注文したりする工夫をしました。事前に友人に「ゆるくグルテンフリーを試しているんだ」と伝えておくと、理解してもらいやすかったです。完璧にこだわらず、「できる範囲で」というスタンスを大切にしました。
体のだるさに変化を感じ始めたのは
グルテンフリーを始めて1ヶ月ほど経った頃から、少しずつ体のだるさが軽減されてきたように感じ始めました。劇的な変化ではありませんでしたが、朝起きるのが少し楽になった、午前中の集中力が前より続くようになった、といった小さな変化です。
そして、3ヶ月ほど続けた頃には、以前との違いをはっきりと実感できるようになりました。
最も大きな変化は、夕方の疲労感が markedly 減ったことです。以前は午後3時を過ぎると体が鉛のように重くなり、仕事の効率が落ちていましたが、グルテンフリーを続けてからは、夕方まで集中力が維持できるようになり、残業も苦にならなくなりました。
また、週末になると疲れ果てて家から出たくなかったのが、体を動かすことに抵抗がなくなったのです。友人とカフェに行ったり、軽い運動をしたりと、活動的に過ごせる時間が増えました。これは私にとって大きな喜びでした。
「なんとなく体が重い」と感じていた状態から解放され、まるで体から余分な重りが取れたかのような感覚です。
体調の変化が心にもたらした良い影響
体のだるさが消え、活動的になったことは、心の状態にも良い影響を与えました。体が軽いと感じると、自然と気持ちも前向きになり、以前よりも色々なことに挑戦したいという意欲が湧いてきました。
体調が良い日は、仕事のパフォーマンスが上がるだけでなく、プライベートも充実させることができます。このポジティブな変化は、グルテンフリーを続けるモチベーションにも繋がりました。
もちろん、体調には波があり、グルテンフリーを続けていても疲れる日もあります。でも、以前のように慢性的なだるさに悩まされることは格段に減りました。
継続のために私が大切にしていること
グルテンフリーを続ける中で、「完璧でなくて良い」という考え方がとても重要だと感じています。外食や付き合いで避けられない場合は、必要以上に気にせず、美味しくいただくようにしています。次の食事で調整すれば良い、と考えるようにしました。
また、グルテンフリー対応の美味しい代替品を見つけるのも楽しみの一つです。最近はお米を使った美味しいスイーツや、グルテンフリーのパンなども種類が増えており、無理なく食の楽しみを維持できています。
自分の体の声に耳を傾けながら、無理なく、楽しく続けること。これが私のグルテンフリー継続の鍵だと感じています。
まとめ
体のだるさや重さに悩んでいた私が、グルテンフリーをゆるく取り入れたことで、体が軽くなり、毎日を活動的に過ごせるようになりました。体調が改善されたことで、心も前向きになり、生活全体の質が向上したと感じています。
もし、あなたも漠然とした体の不調や、私と同じようなだるさ・重さに悩んでいるのであれば、グルテンフリーを試してみる価値はあるかもしれません。最初からストイックに考えず、できることから少しずつ、ご自身の体と相談しながら進めていくことをお勧めします。
体と心は繋がっています。食を通じて体調を整えることが、心にも良い変化をもたらす可能性を、私の体験から感じています。この体験談が、誰かのグルテンフリーを始める一歩や、続ける励みになれば幸いです。