職場のランチ問題 グルテンフリーを続ける私の工夫と体験談
会社員の私が直面したグルテンフリーの「ランチ問題」
グルテンフリーに興味を持ち、体調改善のために始めてみようと考えた時、私の最大の不安の一つは「毎日のランチをどうするか」ということでした。特に会社員として働いていると、自宅で全てをコントロールできるわけではありません。
社員食堂を利用したり、近所の飲食店に行ったり、コンビニで済ませたりと、ランチの選択肢は様々です。しかし、パンやパスタ、ラーメン、うどんといった小麦を使ったメニューが多い中で、グルテンフリーをどう実践すれば良いのか、正直なところ全くイメージが湧きませんでした。
「せっかく始めても、ランチで挫折してしまうのではないか」「外食するたびに困るのではないか」といった不安を抱えながら、私のグルテンフリー生活は始まりました。
試行錯誤で見つけたランチの工夫
グルテンフリーを始めて最初の数週間は、ランチタイムが大きな壁でした。コンビニではサラダチキンばかり、外食では食べられるものが限られ、飽きたり、同僚とのランチに誘われても断ることが増えたりしました。しかし、体調の変化を少しずつ感じ始めていた私は、「この習慣を続けたい」という思いを強く持ち、様々な工夫を試みるようになりました。
私が実践して効果的だった主な工夫は以下の通りです。
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手作り弁当の活用:
- 週末に主菜をまとめて作っておく(鶏肉のソテー、焼き魚など)。
- ご飯は冷凍ご飯を活用する(雑穀米や玄米にすると栄養価もアップ)。
- 野菜はカット野菜を利用したり、前日の夕食準備の際に多めに切っておいたりする。
- シンプルな塩コショウ味や醤油ベースの味付けにすれば、小麦を含む調味料を避けやすい。
- 彩りを考えてミニトマトやブロッコリーなどを加えると、満足感が得られます。
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コンビニ・スーパーでの賢い選び方:
- 商品の原材料表示を必ず確認する習慣をつける。最初は時間がかかりますが、慣れればすぐに判断できるようになります。
- 選びやすいのは、プレーンなサラダ、焼き魚、お刺身、ゆで卵、温泉卵、豆腐製品、無糖ヨーグルトなどです。
- おにぎりは海苔と具材だけのシンプルなものを選ぶか、玄米や雑穀米のおにぎりを探します。
- 加工肉や揚げ物、惣菜には小麦が使われていることが多いので注意が必要です。
- 最近はグルテンフリーと明記された商品も増えてきました。
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外食時のポイント:
- 事前にインターネットでメニューを確認する。米料理(寿司、焼き魚定食など)、肉・魚料理(ソースに注意)、野菜料理などが比較的選びやすいです。
- お店の人に「小麦粉を使っていないメニューはありますか?」と politely 尋ねてみる勇気を持つ。全てのお店で対応可能ではありませんが、親切に教えてくれるお店もあります。
- ドレッシングやソース、揚げ物の衣に注意が必要です。別添えにしてもらったり、シンプルな味付けをお願いしたりします。
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同僚への伝え方:
- 無理に隠さず、かといって深刻になりすぎず、「ちょっと食事に気をつけていて」「体に合うか試している」といった形で軽く伝えるようにしました。
- ランチに誘われた際は、「今日は自分で用意してきたので」「後でカフェだけ合流します」など、感謝を伝えつつ断る方法をいくつか用意しておくとスムーズです。
工夫を続けた結果、感じた体と心の変化
これらの工夫を根気強く続けるうちに、グルテンフリーのランチタイムが苦ではなくなってきました。そして、それ以上に嬉しい変化が体と心に現れ始めたのです。
特に実感したのは、お腹の調子の改善です。以前は便秘に悩むことが多かったのですが、グルテンフリーにしてからは毎日すっきりするようになり、お腹の張りも減りました。
また、午後の眠気やだるさを感じにくくなったことも大きな変化です。体が軽くなったように感じ、仕事中の集中力も以前より続くようになった気がします。
さらに、自分でランチを選ぶ、あるいは作るという行動を通して、自分が食べるものへの意識が格段に高まりました。何が自分の体に合うのか、何を避けるべきかという視点を持つことで、外食やコンビニでの選択も自信を持ってできるようになり、ランチタイムのストレスが減りました。これは心の軽さにもつながっています。
これからランチ問題を乗り越えたい方へ
グルテンフリーをこれから始める方、または始めたばかりでランチに悩んでいる方は、最初は完璧を目指す必要はありません。一つずつ、できることから試してみてください。
例えば、週に一度はお弁当にしてみる、コンビニではサラダから始めてみる、といった小さなステップから始めるのがおすすめです。また、最近はグルテンフリー対応の冷凍弁当なども増えており、そういったサービスを利用するのも良い方法です。
一番大切なのは、「続けられそう」と思える方法を見つけることです。誰かの方法を真似するのではなく、ご自身のライフスタイルや職場の環境に合わせて、柔軟に工夫を取り入れてみてください。
まとめ:グルテンフリーのランチは工夫次第で無理なくできる
会社員として働きながらグルテンフリーを続けることは、確かに最初はハードルを感じるかもしれません。しかし、私自身の体験を通して、ランチ問題は工夫次第で十分に乗り越えられるということを実感しています。
毎日の食事に意識を向けることで、体は確実に変化し、心も前向きになります。グルテンフリーのランチを楽しみながら、健康で快適な毎日を送るためのヒントとして、私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。