料理が苦手でも始められたグルテンフリー 体験談と簡単な継続のコツ
料理が苦手な私でも、グルテンフリーを始められた理由
こんにちは。「GFで変わる私の体と心」編集部です。
グルテンフリーに興味はあるけれど、「毎日自炊が必要になりそう」「料理が苦手だからハードルが高いな」と感じている方はいませんか。実は私も、グルテンフリーを始める前はまさにそう考えていました。
私は会社員で、平日は仕事でクタクタ。帰宅して凝った料理を作るのは無理だと諦めていました。休日はゆっくり休みたいし、正直なところ、料理はあまり得意ではありません。そんな私がグルテンフリーを始め、続ける中で感じた体と心の変化、そして「料理が苦手でも大丈夫だった」具体的な工夫についてお話ししたいと思います。
この記事を読めば、料理のスキルに自信がない方でも、グルテンフリーを無理なく日常生活に取り入れるヒントが見つかるはずです。
グルテンフリーに興味を持ったけれど、料理への不安が大きかった日々
数年前、原因ははっきりしないけれど「なんとなく不調」な状態が続いていました。朝起きても体が重く、日中も疲れやすく、お腹の調子も不安定な日が多かったのです。
インターネットで色々と調べているうちに、グルテンフリーという言葉を目にしました。パンやパスタが好きなので、初めは「自分には無理だな」と思いました。でも、体調が改善したという体験談を読むうちに、次第に興味を持つようになりました。
一方で、不安も大きかったです。
- 小麦粉を避けるなら、自分で全部作るしかない?
- パンや麺類なしで、毎日何を食べればいいの?
- レシピを見ても難しそう…続けられる自信がない。
普段からあまり料理をしない私にとって、グルテンフリーは「自炊必須」「料理スキルが問われる」というイメージが強く、一歩踏み出せずにいました。市販品や外食に頼りがちなライフスタイルを変えるのは大変だと感じていたのです。
「完璧じゃなくて大丈夫」で始めたグルテンフリーと簡単な工夫
そんな私がグルテンフリーを始めるきっかけになったのは、「完璧じゃなくて大丈夫」という言葉でした。まずはできる範囲から、ゆるく始めてみようと思ったのです。
私が実践したのは、次のような簡単な工夫でした。
- 主食の置き換えからスタート: まずは、朝食のパンを米粉パンやグルテンフリーのパンに替えたり、昼食や夕食のパスタやうどんを米麺やビーフンに替えたりすることから始めました。市販のグルテンフリー製品を活用したので、特別な料理スキルは必要ありませんでした。
- シンプルな調理法を優先: 凝ったソースや複雑な工程のある料理は避けました。焼く、蒸す、茹でる、炒めるなど、シンプルな調理法で済むメニューを選びました。肉や魚を焼いて、野菜を添えるだけでも十分な食事になります。
- 市販品・カット野菜・冷凍食品を賢く使う: 時間がない時や疲れている時は、迷わず市販のグルテンフリー対応のレトルトカレーやスープ、ドレッシングなどを活用しました。カット野菜や冷凍のほうれん草なども、炒め物やお味噌汁に手軽に加えられて便利でした。冷凍の枝豆や焼き芋は、小腹が空いた時のおやつにもぴったりでした。
- 一汁一菜でOKと割り切る: 栄養バランスは気になるものの、「今日はもう疲れた」という日は、お味噌汁とご飯、それに納豆や卵焼きといった簡単な一品だけでもOKと割り切りました。無理して複雑な献立を考えるのをやめたことで、気持ちが楽になりました。
- 「〜しない」ではなく「〜を選ぶ」という意識: 「〇〇を食べてはいけない」と考えるのではなく、「今日はグルテンフリーの△△を選んでみよう」というように、前向きな選択として捉えるようにしました。
もちろん、最初から全てがうまくいったわけではありません。米粉パンを焼いてみたら膨らまなかったり、外食でうっかり小麦を摂ってしまったりといった失敗もありました。でも、そんな時も自分を責めすぎず、「次は気をつけよう」と軽く流すことで、継続へのハードルが下がったように思います。
料理が苦手な私でも感じられた、体と心の変化
このように、料理が苦手なりに工夫しながらグルテンフリーを続けていくうちに、少しずつですが体と心の変化を感じるようになりました。
まず、一番最初に変化を感じたのはお腹の調子です。以前は便秘気味だったり、食後にお腹が張ったりすることが多かったのですが、それが和らぎ、お腹がスッキリする日が増えました。
それに伴ってか、体全体が軽くなったように感じ、朝も以前より楽に起きられるようになりました。日中のだるさや疲れやすさも軽減し、仕事終わりの時間も比較的元気に過ごせる日が増えたのです。
また、外食やお惣菜に頼りきりだった私が、少しでも自分で「選んで」「作って」食べるようになったことで、自分の体に入れるものへの意識が変わりました。シンプルな食材の味を美味しいと感じられるようになったり、旬の野菜に興味を持ったりと、食に対する向き合い方が前向きになったのも嬉しかったです。
そして何より、「料理が苦手な自分でも、グルテンフリーを続けられている」という事実が、自信につながりました。「できない」と思っていたことが「できた」という小さな成功体験が、他のことへの意欲も高めてくれたように感じています。漠然とした体調不良が改善されただけでなく、気持ちまで軽くなったのは、グルテンフリーを始めて一番良かったことかもしれません。
料理スキルは関係ない グルテンフリーは誰でも始められる
「料理が苦手だから…」とグルテンフリーを諦めようとしているあなたへ。
私の経験から言えるのは、グルテンフリーはプロの料理人でなければできないものではないということです。完璧を目指さず、できることから少しずつ。市販品を賢く利用したり、シンプルな調理法を取り入れたりすることで、料理が苦手な方でも十分に実践可能です。
もし今、体や心の不調に悩んでいて、グルテンフリーに少しでも興味があるなら、ぜひ「完璧じゃなくて大丈夫」という気持ちで一歩踏み出してみてください。あなたの体と心が、想像していなかったような良い変化を見せてくれるかもしれません。
応援しています。