GFで変わる私の体と心

始めるグルテンフリー 最初の壁と乗り越え方 私の体験談

Tags: グルテンフリー, 初心者, 体験談, 始め方, 継続

グルテンフリー、始めてみたいけれど…最初の不安はありませんか?

「グルテンフリーが良いらしい」

最近、インターネットやSNSでそんな情報を見かけることが増えました。なんとなく体の調子が優れない、疲れやすい、お腹の調子が気になる…そんな漠然とした不調を抱えている方の中には、「もしかしたら、グルテンフリーで変わるかもしれない」と興味を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私も、グルテンフリーを始める前は同じように感じていました。長年、原因はよくわからない体の不調に悩んでおり、藁にもすがる思いでグルテンフリーに辿り着いたのです。

「グルテンフリーで体が変わるなら、試してみたい」そう思う一方で、たくさんの不安がありました。

「具体的に何をどう始めればいいの?」 「普段の食事はどうするの?家族の分と分ける?」 「外食や付き合いの時はどうすればいい?」 「本当に効果があるの?続かなかったらどうしよう…」

こうした疑問や不安が、「最初の壁」のように感じられ、なかなか一歩を踏み出せずにいたのです。

この記事では、私自身がグルテンフリーを始める前に感じていたこうした「最初の壁」と、それをどのように乗り越えて実際にグルテンフリーを始めることができたのか、そして継続していく中で気づいたことについて、私の体験談をお話しします。

私が始める前に感じていた「最初の壁」

グルテンフリーを始める決意をするまで、私は以下のような具体的な不安を抱えていました。これは、きっと多くのグルテンフリー初心者さんが感じることではないかと思います。

最初の壁①:食事の準備と買い物、どう乗り越えた?

まず直面したのは、「日々の食事をどうするか」という問題でした。私の場合は、インターネットやSNSで「グルテンフリー 簡単レシピ」「グルテンフリー 代替品」といったキーワードで集中的に情報収集を始めました。

その中で、まず「これならできそう」と思える簡単なレシピをいくつか見つけ、試してみることから始めました。例えば、普段の食事で小麦粉の代わりに米粉や片栗粉を使う、パスタを米粉麺や十割そばに変えてみるなど、完全に食事を変えるのではなく、いつものメニューを少しずつアレンジする感覚で取り組みました。

買い物については、最初はスーパーの米粉コーナーやグルテンフリー食品の棚をじっくり見て回りました。最初は少し戸惑いましたが、一度場所が分かれば次からはスムーズです。また、オンラインストアも活用することで、近所のスーパーでは手に入りにくい珍しい代替品なども試せるようになりました。

一番重要なことは、「最初から完璧を目指さない」と決めたことです。全てをグルテンフリーに切り替えるのは大変なので、まずは朝食のパンを米粉パンに変えてみる、お菓子の選び方を変えてみる、といった小さな一歩から始めるようにしました。完璧でなくても、「できる範囲でやってみよう」という気持ちが、無理なく続けるための大きな支えになりました。

最初の壁②:外食と付き合い、どう対応した?

外食や友人との付き合いは、グルテンフリーを始める上で特に大きなハードルだと感じていました。

最初のうちは、事前にメニューを調べられるお店を選んだり、和食や焼き鳥など、比較的グルテンフリーの選択肢が多いお店を選ぶようにしました。どうしてもメニュー選びが難しい場合は、事前に友人やお店の方に「アレルギーではないのですが、小麦を控えています」と伝えて相談することもありました。(ただし、アレルギーではないため、あくまで自己責任での対応となります。)

また、時には外食を控えたり、飲み会では乾き物ではなく刺身などを選ぶといった工夫もしました。正直なところ、最初は少し寂しい気持ちになることもありましたが、多くの友人は理解を示してくれましたし、最近はグルテンフリー対応のお店も少しずつ増えてきたように感じます。

外食の機会が全くゼロになるわけではなく、「どのように向き合うか」が大切だと気づきました。完璧にグルテンフリーを守ることも大切ですが、時には「今日は楽しむことを優先しよう」と割り切ることも、継続のためには必要なのだと感じています。無理をしてストレスを溜めるよりも、柔軟に対応する方が、結果的に長く続けられることを学びました。

最初の壁③:効果への疑問と継続のモチベーション、どう維持した?

「本当に体が変わるのだろうか」という疑問は、始める前の大きな不安の一つでした。そして、実際に始めてからも、すぐに劇的な変化を感じるわけではありません。最初の数週間は、「あれ?何も変わらないかな?」と少しがっかりした時期もありました。

しかし、焦らずに続けていく中で、小さな変化に気づき始めました。以前ほど体が重く感じなくなった、朝起きるのが少し楽になった、お腹のハリが気にならなくなった…といった、自分にしか分からないような subtle な変化です。こうした「小さな変化」を見逃さないことが、継続のモチベーションにつながりました。

また、グルテンフリーを実践している人のブログやSNSを読むことも、大きな励みになりました。「この人も同じような不調を経験していたんだ」「こんな工夫で乗り越えているのか」といった共感や新しい発見が、続けるためのエネルギーになりました。

記録をつけることもおすすめです。食事内容と体調を簡単にメモしておくと、後から振り返った時に「あの食事の後は調子が良かったな」「この時期からお腹の調子が変わってきたかも」といった気づきがあり、グルテンフリーの効果を実感しやすくなります。

最初の壁を乗り越えて、私が感じた体と心の変化

最初の不安を一つずつ乗り越え、グルテンフリーを継続する中で、私の体と心には確かな変化が現れました。

長年悩んでいた原因不明の便秘が、徐々に改善されていったことは、私にとって大きな驚きでした。お腹のハリがなくなり、体が内側から軽くなったように感じました。

また、以前は午後になると強烈な眠気に襲われたり、体がだるくて仕方なかったのですが、そうした「なんとなくの不調」が軽減されました。体が軽く感じるようになり、疲れにくくなったことで、毎日を活動的に過ごせる時間が増えました。

さらに、体調が整うにつれて、気持ちも前向きになっていくのを感じました。漠然とした体の不調は、知らず知らずのうちに気分にも影響を与えていたのだと思います。体が楽になると、心にも余裕が生まれ、イライラすることが減り、穏やかな気持ちで過ごせる日が増えました。

まとめ:最初の一歩を踏み出す勇気と、無理なく続ける工夫

グルテンフリーを始める前は、たくさんの不安や疑問があり、「最初の壁」が高く感じられるかもしれません。しかし、私自身の経験を通して言えるのは、これらの壁は一つずつ、自分のペースで乗り越えていくことができるということです。

完璧を目指さず、できることから少しずつ。情報収集をしたり、代替品を試したり、時には柔軟に対応したりしながら、自分にとって無理のない方法を見つけていくことが大切です。

そして、焦らずに続けていくことで、体と心に思わぬ良い変化が訪れる可能性があります。最初の小さな変化を見逃さず、継続のモチベーションにしていくことが、グルテンフリーを長く続けるための鍵になるでしょう。

もしあなたが今、「グルテンフリーに興味はあるけれど、どうしようかな…」と迷っているのであれば、まずは気負わずに、小さな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。あなたの体と心が、きっと良い変化を感じられるはずです。応援しています。