グルテンフリーで体も心も軽やかに 体調不良から変化した私の体験談
長年、原因ははっきりしないものの、なんだか体がだるい、疲れやすい、お腹の調子が不安定といった漠然とした不調に悩まされていました。こうした体の不調は、気づかないうちに心にも影響を与えていたように思います。気分が沈みやすかったり、ちょっとしたことでイライラしたり、何事にも億劫になってしまうことが増えていました。
インターネットで様々な情報を調べていた時に、グルテンフリーという言葉を目にしました。最初は「パンも麺もダメなんて無理」と感じましたが、体験談を読むうちに「もしかしたら、私のこの不調も改善するかもしれない」と、少しずつ関心を持つようになりました。
グルテンフリーを始める前の不安
グルテンフリーを始めるにあたって、私にもたくさんの不安がありました。
- 具体的に何を食べれば良いのか、逆に何を避ければ良いのかよく分からない
- 毎日の食事の準備が大変になりそう
- 外食や会社の飲み会、友人との付き合いで困らないか
- 本当に効果があるのか半信半疑
- そもそも、こんな食生活を続けられるのか心配
特に、これまで当たり前のように食べていたパンや麺類を我慢できる自信がありませんでした。しかし、このまま不調を抱えて過ごすのは嫌だという気持ちが強く、まずは試してみようと決意しました。
私が始めた最初の一歩
完璧を目指すのは難しいと感じたため、まずは「できる範囲で」取り組むことにしました。
最初のステップとして、朝食のパンをご飯やグルテンフリーのシリアルに置き換えることから始めました。小麦を使ったお菓子を減らし、代わりに果物やナッツを食べるようにしました。ランチはお弁当を持参するか、グルテンフリーに対応しているお店を探すように意識しました。
自宅での食事では、米粉やグルテンフリーの麺を試したり、醤油をグルテンフリーのものに変えたりと、少しずつ取り入れていきました。最初は戸惑うこともありましたが、インターネットで簡単なレシピを調べたり、代替食品の情報を集めたりすることで、意外と選択肢があることに気づきました。
体の変化、そして心の変化
グルテンフリーを始めて数週間経った頃から、少しずつ体の変化を感じ始めました。まず、お腹の張りが軽減されたように感じました。また、毎朝スッキリしないことが多かったお腹の調子が、以前より安定してきたように思います。
そして、体調が上向くにつれて、心の状態にも変化が現れました。以前は午前中から体が重く、午後には疲れてしまっていたのですが、以前よりも疲れにくく、一日を通して体が軽く感じられる日が増えました。それに伴い、気持ちも前向きになっていくのを感じました。
漠然とした不調から解放されることで、気分が晴れやかになり、以前ほどイライラしたり落ち込んだりすることが減りました。体が軽くなることで、趣味に費やす時間が増えたり、友人との外出も億劫に感じなくなったりと、活動的になることもできました。体と心は本当に繋がっているのだと、身をもって実感しました。
継続のための小さな工夫
もちろん、今でも外食や頂き物などでグルテンを摂る機会はあります。完璧に排除することを目指すのではなく、「基本はグルテンフリー」という緩やかなスタンスで続けています。
- 無理な我慢はしない（たまには例外もOKとする）
- 外食時はメニューをよく見て、できそうなものを選ぶ
- 代替食品や簡単なグルテンフリーレシピをいくつかストックしておく
- 周りの人に無理強いせず、自分のペースで続ける
これらの工夫のおかげで、過度なストレスを感じることなく、グルテンフリーを生活の一部として続けられています。
これから始める方へ
私自身、グルテンフリーを始める前は不安でいっぱいでしたが、一歩踏み出したことで、体と心に良い変化を感じることができました。もし今、漠然とした体調不良やそれに伴う気分の落ち込みに悩んでいて、グルテンフリーに興味を持たれているなら、まずは無理のない範囲で試してみてはいかがでしょうか。
すべてを一度に変える必要はありません。朝食だけ、特定の食材だけ、というように、できることから始めてみるのがおすすめです。体と心の声に耳を傾けながら、ご自身に合ったペースで進めていくことが大切だと感じています。あなたの体と心にも、きっと良い変化が訪れることを願っています。