GFで変わる私の体と心

グルテンフリーで変わったおやつ時間 スイーツ・パンを楽しむ私の体験談

Tags: グルテンフリー, スイーツ, パン, 体験談, 継続, 心の変化, 食の楽しみ

グルテンフリーに興味をお持ちの皆様、こんにちは。

グルテンフリー生活と聞くと、「もう大好きなパンやスイーツは食べられないのでは…」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。私自身も、グルテンフリーを始める前は同じように考えていました。特に疲れている時や落ち込んでいる時に無性に食べたくなるのが、ふわふわのパンや甘いケーキ。これらを完全に我慢する生活なんて、とても続けられないと感じていたのです。

しかし、実際にグルテンフリーを始めてみると、体調の変化だけでなく、食に対する考え方や、何よりも「おやつ時間」が以前とは違う、豊かなものに変わっていくことに気づきました。

今回は、私がどのようにグルテンフリー生活の中でスイーツやパンと向き合い、楽しみを見つけていったのか、そしてそれによって体と心がどのように変化したのか、リアルな体験談をお話しさせていただきます。

グルテンフリーを始める前のおやつ事情と不安

グルテンフリーを始める前、私にとってパンやスイーツは日々の楽しみであり、時にはストレス解消の手段でもありました。ランチにパンを選ぶことも多かったですし、仕事帰りにコンビニでスイーツを買うことも珍しくありませんでした。

ただ、美味しいと感じる一方で、食後に胃がもたれたり、眠くなったりすることも増えていたように感じます。それでも、「好きだから仕方ない」と思っていました。

そんな中、グルテンフリーを知り、体調不良との関連があるかもしれないと興味を持ちましたが、同時に大きな不安が募りました。それは、大好きなパンやスイーツを完全に断たなければならないのではないか、という不安です。外食や友人とのカフェ、職場でのお土産など、日常のあらゆるシーンでおやつを楽しむ機会は多く、それを全て諦めるなんて無理だ、と感じていました。「グルテンフリーなんて、私にはハードルが高すぎる」と、なかなか一歩を踏み出せずにいたのです。

「楽しむ」ことを諦めない工夫

グルテンフリーを始める決心をしても、やはりスイーツやパンへの未練は残りました。そこで私が考えたのは、「完全にゼロを目指すのではなく、グルテンフリーでも楽しめる代替品を見つけること」「自分で作ってみること」「市販品を賢く選ぶこと」でした。

まず、米粉や大豆粉、ナッツ粉など、グルテンを含まない様々な粉があることを知りました。これらを使って、家で簡単なマフィンやクッキーを焼いてみることから始めました。最初は失敗もありましたが、試行錯誤するうちに、自分好みのグルテンフリーのおやつを作れるようになりました。自分で材料を選んで作る過程も楽しく、出来上がった時の達成感は格別でした。

また、最近はスーパーやオンラインストアでグルテンフリー認証のあるパンやスイーツも手軽に買えるようになりました。原材料表示をしっかり確認する習慣をつけ、安心して食べられるものを少しずつ見つけていきました。以前のように「いつでも何でも買える」わけではありませんが、「これはグルテンフリーだから安心して食べられる」という選択肢があること自体が、大きな安心感につながりました。

さらに、外食や友人との集まりでは、事前にカフェやレストランのメニューを調べたり、友人にグルテンフリーに配慮していることを伝えたりするなどの工夫をしました。無理なく楽しむためには、周囲の理解も大切だと感じています。

おやつ時間で感じた体と心の変化

これらの工夫を続けるうちに、私のおやつ時間は大きく変わりました。以前のように衝動的に甘いものを口にすることが減り、代わりに「今日は米粉でマフィンを焼いてみよう」「このグルテンフリークッキーを試してみよう」と、意識的に選択するようになりました。

そして、そこからいくつかの良い変化を感じるようになりました。

一つは、食後の不調が明らかに減ったことです。以前感じていた胃のもたれや、急激な眠気を感じることがほとんどなくなりました。体が軽い感覚で、午後も集中して過ごせるようになりました。これは、グルテンを含むおやつを減らしたことだけでなく、代替品を選ぶ際に自然と添加物なども意識するようになったことも影響しているのかもしれません。

もう一つは、心の満足度が上がったことです。「我慢している」というネガティブな気持ちではなく、「自分で選んで楽しんでいる」というポジティブな気持ちでおやつを味わえるようになりました。手作りする時間も、出来上がりを待つ時間も、全てが「おやつ時間」の一部となり、以前よりもずっと豊かで満たされた時間に変わりました。好きなものを無理に断つのではなく、新しい方法で楽しむことで、心にゆとりが生まれたように感じています。

たまには「完璧じゃなくても良い」と割り切ることも大切だと学びました。友人との付き合いでどうしてもグルテン入りのものを少し口にする機会があっても、自分を責めないこと。そう考えることで、グルテンフリー生活全体を無理なく続けられるようになりました。

まとめ

グルテンフリー生活を始めた当初、大好きなスイーツやパンを諦めることになるのではないかと不安でしたが、工夫次第で美味しく、そして心も満たされるおやつ時間を楽しめることが分かりました。

大切なのは、「完全に食べられない」と決めつけず、グルテンフリーの選択肢を探し、時には手作りにも挑戦してみることです。そうすることで、食後の体調が良くなるだけでなく、「選ぶ楽しみ」「作る楽しみ」「新しい美味しさに出会う喜び」が増え、おやつ時間が以前よりもずっと豊かな、心満たされる時間へと変わっていきます。

グルテンフリーは決して難しい我慢の生活ではありません。ぜひ、ご自身のペースで、グルテンフリーでも楽しめるおやつを見つけて、体と心の変化を感じてみてください。

この記事が、これからグルテンフリーを始めたい方や、始めたばかりで不安を感じている方の、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。