グルテンフリー 肌荒れ・吹き出物が変わった体験談
長年の肌荒れに悩んでいました
私は10代の頃から、顔や背中に繰り返しできる吹き出物に悩んでいました。思春期のニキビとは違い、治ってはまた別の場所にできる、いわゆる「大人ニキビ」や肌荒れです。スキンケアを丁寧に試したり、皮膚科にかかったりもしましたが、劇的な改善には至らず、諦め半分で付き合っていくしかないのだろうかと考えていました。
特に生理前になると悪化し、鏡を見るたびにゆううつな気持ちになっていました。ファンデーションで隠すにも限界があり、肌の調子が悪い日は自信が持てず、人との関わりも消極的になってしまうほどでした。
漠然とした体の不調(便秘や疲れやすさなど)も感じており、インターネットで色々調べているうちに、「腸内環境と肌は関係が深い」「グルテンフリーで体質改善されることがある」といった情報にたどり着き、グルテンフリーに興味を持つようになりました。しかし、「本当に効果があるのだろうか」「どのように始めれば良いのか分からない」「今の食生活で続けられるか心配」といった不安があり、すぐには踏み出せずにいました。
グルテンフリーを始めてみたきっかけ
そんな私がグルテンフリーを本格的に始めてみようと決心したのは、あるグルテンフリー実践者の方の「長年悩んでいた肌荒れが改善した」という体験談を読んだことがきっかけでした。その方も私と同じように、様々な方法を試しても改善しなかった肌の悩みを抱えていたそうで、その方のリアルな変化の様子に強く共感し、「私も試してみる価値があるかもしれない」と感じたのです。
最初は完璧を目指さず、「お試し」のつもりで、まずは週に数日から、できる範囲で小麦を含む食品を減らすことから始めました。朝食のパンをご飯やグルテンフリーのシリアルに変えたり、間食のビスケットをお米の煎餅やナッツに替えたりといった小さな一歩からです。
実践してみた具体的な変化
グルテンフリーを始めてまず感じたのは、お腹の調子が良くなったことです。長年悩まされていた便秘が少しずつ改善され、お腹の張りが気にならなくなりました。お腹がスッキリすると、体全体が軽くなったように感じ、これが「腸活」の効果かと実感しました。
そして、グルテンフリーを始めて1ヶ月ほど経った頃、鏡を見て驚きました。常にどこかにあった顔の吹き出物の数が、明らかに減っていることに気づいたのです。新しくできる頻度が減り、できてしまっても以前より早く治るようになったように感じました。背中の吹き出物も、いつの間にか触る機会が減っていることに気がつきました。
肌の赤みも引き、全体的に肌のトーンが明るくなったように感じます。これは、腸内環境が整ったことで、体の内側から炎症が抑えられた結果ではないかと考えています。
肌の変化を実感できたことは、グルテンフリーを続ける上で最も大きなモチベーションになりました。「もしかして、あの長年の肌荒れは、グルテンが原因の一つだったのかもしれない」と思い至り、食事が体に与える影響の大きさを改めて感じました。
無理なく続けるための私の工夫
最初抱えていた「続けられるか」という不安は、肌とお腹の調子の変化を実感することで大きく軽減されました。しかし、日常生活には外食や付き合いもあり、完全にグルテンフリーを徹底するのは難しい場面もあります。
そこで私が実践しているのは、「完璧を目指さないゆるやかな継続」です。
- 自宅では基本的にグルテンフリー: 自宅で食事を作る際は、米粉やグルテンフリー麺、大豆製品などを積極的に利用しています。簡単なレシピから試していき、無理のない範囲でレパートリーを増やしました。
- 外食・付き合いではできる範囲で: 外食する際は、事前にメニューを調べたり、米料理や魚料理、肉料理など、グルテンを含まない可能性が高いものを選んだりしています。付き合いで難しい場合は、楽しむことを優先し、翌日の食事で調整するなど、柔軟に対応するようにしています。
- 代替品を上手に活用: パスタが食べたくなったら米粉パスタ、パンが食べたくなったら米粉パンやグルテンフリーのパンなど、代替品を利用することで、我慢しすぎずに満足感を得られるようにしています。
- 体の声を聞く: 「この食事の後はお腹の調子が崩れやすいな」「肌の調子がイマイチかも」など、自分の体の反応を観察し、どんな時に不調が出やすいかを知るようにしています。
このような工夫をすることで、神経質になりすぎず、楽しみながらグルテンフリーを続けることができています。肌荒れの改善という目に見える変化があったからこそ、楽しみながら続けられている部分も大きいと感じています。
体と心の変化を感じて
長年の肌荒れという悩みが軽減されたことは、私にとって大きな変化でした。肌のコンディションが良い日が増えたことで、自分に自信が持てるようになり、外出や人との交流に対しても前向きな気持ちになれました。
グルテンフリーを始める前は、「ストイックで大変そう」というイメージがありましたが、実際に始めてみると、工夫次第で無理なく続けられること、そしてそれが体と心に良い変化をもたらすことを実感しています。
もし、あなたも肌荒れや漠然とした体の不調に悩んでいて、グルテンフリーに興味を持っているけれど、一歩踏み出せずにいるなら、まずは「お試し」のつもりで、できることから始めてみてはいかがでしょうか。私の体験が、あなたのグルテンフリーを始めるきっかけや、続けるモチベーションの一つになれば嬉しいです。