グルテンフリーで感じた心の変化 体調改善と継続のモチベーションになった体験談
なんとなく続いていた体と心の重さ
私には、グルテンフリーを始める前、漠然とした不調がありました。朝起きるのが辛く、日中も体がだるいと感じることが多く、便秘にも悩んでいました。それだけでなく、何となく気持ちが落ち込みやすかったり、小さなことでイライラしたりすることも増えていたように感じます。特に理由があるわけではないのに、心にも重たいものが乗っているような感覚が続いていました。
病院に行くほどではないけれど、この「なんとなく」の状態をどうにかしたい。そう思ってインターネットで色々調べているうちに、「グルテンフリー」という言葉に出会いました。最初は「小麦を抜くだけで、本当にそんなに変わるものなのだろうか」と半信半疑でした。食事を変えるのは大変そうだし、外食や付き合いで困るのではないかという不安もあり、なかなか一歩踏み出せずにいました。
この記事では、私がグルテンフリーを始めたことで、体だけでなく心の状態にも良い変化を感じ、それが継続の大きなモチベーションになった体験についてお話ししたいと思います。
グルテンフリー、まずは小さく始めてみました
不安はあったものの、まずは試してみようと、完璧を目指さずできる範囲でグルテンフリーを始めてみることにしました。最初から全てを変えるのは難しそうだったので、まずは毎朝食べていたパンをやめて、米粉パンやご飯、もち麦などに置き換えることから始めました。
最初の数週間は、正直なところ大きな変化は感じませんでした。「やっぱり私には効果がないのかな」と少し落ち込んだり、友人とのランチでメニュー選びに迷ったりと、戸惑うこともありました。でも、「すぐに変わらなくても良い」「まずは1ヶ月続けてみよう」と、あまり気負いすぎないように心がけました。
体の小さな変化、そして感じ始めた心の変化
グルテンフリーを始めて1ヶ月ほど経った頃、まず感じたのはお腹の調子の変化でした。長年悩んでいた便秘が、以前よりも少しずつ改善されてきたのです。毎朝のお通じがあることが、これほど心穏やかになることなのかと驚きました。
さらに数週間続けていると、朝の目覚めが以前よりスッキリしていることに気づきました。日中のだるさも少し軽減されたように感じ、体が軽くなってきた感覚がありました。
体調が上向いてくるにつれて、面白いことに心の状態にも変化が現れ始めました。以前ならすぐにイライラしていた場面でも、少し冷静に対応できるようになったり、物事を前向きに考えられる時間が増えたりしたのです。なんとなく感じていた心の重さが、少しずつ軽くなっていくのを感じました。
心の変化が、継続を後押ししてくれた
体調が良くなったことも嬉しかったのですが、私にとってそれ以上に大きな変化だったのは、心の状態が安定してきたことでした。体のだるさや不調が軽減されたことで、気持ちにも余裕が生まれ、前向きになれたのだと思います。
この「心の軽さ」や「前向きな気持ち」を感じるたびに、「グルテンフリーを続けて良かった」という気持ちが強くなりました。このポジティブな変化を失いたくない、もっとこの状態を維持したいという思いが、グルテンフリーを継続するための大きなモチベーションになったのです。
外食や付き合いの場面でも、以前ほど「どうしよう」と悩むのではなく、「何なら食べられるかな」「代替案はないかな」と前向きに考えられるようになりました。完璧にこだわるのではなく、「できる時に、できる範囲で」というゆるやかな気持ちで続けられるようになったのも、心の変化のおかげだと感じています。
無理なく続けるための工夫
私の体験から、グルテンフリーを無理なく続けるためには、以下の点が大切だと感じています。
- 完璧を目指さない: 時にはグルテンを摂ってしまう日があっても大丈夫と割り切る。ストレスは継続の敵です。
- 簡単な代替品から試す: 米粉パン、グルテンフリーパスタ、米粉など、手軽に手に入るものから置き換えてみる。
- 外食時の選択肢を知る: 事前にメニューを調べたり、お米や野菜中心のメニューを選んだりする工夫をする。
- 小さな変化を楽しむ: 体重や具体的な数値だけでなく、朝の目覚め、お腹の調子、気分の変化など、些細な変化に気づき、それを楽しむこと。
これらの工夫を続けることで、グルテンフリーは「我慢するもの」ではなく、「自分の体と心を心地良くするための選択」へと変わっていきました。
焦らず、あなたのペースで
もしあなたが今、グルテンフリーに興味があるけれど、始め方や続けられるか不安を感じているとしたら、私の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
グルテンフリーによる変化は人それぞれですし、すぐに劇的な効果を感じないかもしれません。でも、焦らず、まずは小さな一歩を踏み出し、あなたの体や心の小さな変化に意識を向けてみてください。
体調が整うだけでなく、それに伴って心が軽やかになり、前向きな気持ちが生まれるかもしれません。そのポジティブな変化こそが、きっとグルテンフリーを続けるための力になるはずです。
グルテンフリーが、あなたの体と心をより心地良い状態へ導くための一つの選択肢となることを願っています。