GFで変わる私の体と心

グルテンフリー やめたいと思った私 継続できた理由 体験談

Tags: グルテンフリー, 体験談, 継続, 乗り越え方, 工夫

グルテンフリー、始めたけれど「やめたい」と思ったことはありますか?

グルテンフリーという食生活に興味を持ち、実際に始めてみたものの、「思っていたより大変」「本当に効果があるのかな」「周りとの付き合いが難しい」と感じて、「もうやめてしまおうか…」と立ち止まってしまう瞬間は、決して少なくないと思います。特に、始めて数週間から数ヶ月といった初期の段階では、新しい食習慣に体が慣れるまで時間がかかったり、周囲の反応に戸惑ったりすることもあるかもしれません。

この記事では、私自身がグルテンフリーを実践する中で経験した、「やめたい」と思った正直な気持ちと、そこからどのように乗り越え、継続することができたのか、その理由と具体的な工夫について、私の体験談をお話しさせていただきます。もし今、あなたがグルテンフリーを続けていくことに迷いや不安を感じているなら、私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。

私がグルテンフリーを始めたきっかけと、最初の壁

私がグルテンフリーを始めたのは、慢性の便秘や原因不明の体のだるさに長年悩まされていたからです。健康系の情報を集める中でグルテンフリーという言葉を知り、「もしかしたら、私の不調も小麦が原因かもしれない」と期待を抱いてスタートしました。

最初の数日は、「体に良いことをしている」という意識からモチベーションも高く、グルテンを含む食品を避けることにも特に抵抗はありませんでした。米粉パンやグルテンフリーパスタなど、代替品を探すのも新鮮で楽しいと感じていた時期です。

しかし、始めてから2週間ほど経った頃から、少しずつ現実的な壁にぶつかり始めました。

まず感じたのは、食の選択肢が狭まることへのストレスです。これまで何気なく食べていたパンや麺類、お菓子などがNGになることで、特にランチや外食で困ることが増えました。同僚とのランチで入れるお店が限られたり、友人との集まりで「私だけ違うものを食べるのが申し訳ないな」と感じたりすることもありました。

また、グルテンフリー食品は、一般的な食品に比べて価格が高いものが多いと感じ、食費の負担が増えたことも小さなストレスになりました。そして何より、「これだけ頑張っているのに、まだ劇的な体調の変化を感じられない…」という焦りや不安が、「本当にこのまま続ける意味があるのだろうか」という疑問につながり、「やめたい」という気持ちが頭をよぎるようになったのです。

「やめたい」と思った時期を乗り越えるために試したこと

「やめたい」という気持ちと向き合いながらも、私がグルテンフリーを続けるために試行錯誤したことはいくつかあります。

1. 「完璧主義」を手放す

最も効果的だったのは、「完璧にグルテンを排除しなければならない」という考え方を手放したことです。最初のうちは、少しでもグルテンを摂取したらダメになるのではないかと神経質になっていましたが、それがあまりに苦しく感じられました。

そこで、「基本はグルテンフリーを心がけるけれど、付き合いでの外食やどうしても食べたいものができた時は、過剰に我慢しない」とルールを緩めてみました。例えば、友人とカフェに行く際は、ドリンクは自由に選び、食事メニューにグルテンを含むものしかなければ、その時は潔く食べる、といった具合です。この柔軟性を取り入れたことで、精神的な負担が大きく軽減されました。

2. 代替食品を上手に活用する

小麦粉の代わりに米粉や米粉麺、オートミール(グルテンフリー認証のもの)などを日常的に使うようになりました。特に米粉を使ったパンケーキや蒸しパンなどは手軽に作れるため、小麦製品への「食べたい」欲求が湧いた時に満足感を得るのに役立ちました。最近ではスーパーでも様々なグルテンフリー食品が手に入るようになったので、色々と試してお気に入りのものを見つけるのも楽しい過程でした。

3. 小さな体調の変化に意識を向ける

劇的な変化を期待しすぎず、日々の小さな変化に意識を向けるようにしました。以前より体が軽く感じる、朝起きるのが少し楽になった、お腹の張りが減ったなど、些細なことでも「これはグルテンフリーのおかげかも」とプラスに捉えるようにしました。すぐに大きな効果が見られなくても、焦らずに続けるためのモチベーションにつながりました。

4. なぜグルテンフリーを始めたのか、原点を思い出す

「やめたい」と思った時は、なぜ自分がグルテンフリーを始めようと思ったのか、その原点を思い出すようにしました。つらい体調を改善したい、もっと元気に毎日を過ごしたいという強い思いがあったことを再確認することで、目先の困難を乗り越える力が湧いてきました。

継続したことで見えてきた体と心の変化

「やめたい」という壁を乗り越えてグルテンフリーを継続した結果、私自身は少しずつ確かな変化を感じられるようになりました。

まず、長年の悩みだった便秘が少しずつ改善され、お腹の調子が安定してきたことを実感しました。以前のように食後にお腹が張ることも減り、体が軽く感じられるようになりました。

また、漠然と感じていた体のだるさや疲れやすさも和らいできたように感じます。朝の目覚めが以前よりスッキリする日が増え、仕事中の集中力も続くと感じられるようになりました。

そして、最も嬉しかった変化の一つが、心の状態にも良い影響があったことです。体の調子が整うにつれて、気分が前向きになり、些細なことでイライラすることが減りました。食生活を自分でコントロールできているという感覚が、自信や自己肯定感にもつながったのかもしれません。

もちろん、これらの変化は全ての人に同じように現れるわけではありませんし、グルテンフリーだけが要因ではないかもしれません。しかし、私にとってはグルテンフリーという食生活を選び、継続したからこそ得られた変化だと強く感じています。

まとめ:無理なく続けることが変化への第一歩

グルテンフリーは、決して魔法のようなものではなく、日々の積み重ねが大切な食習慣です。「やめたい」と思うような困難に直面することもあるかもしれません。

しかし、そこで諦めずに、完璧を目指しすぎず、自分に合ったペースや方法を見つけながら続けていくことが、体や心の変化につながる第一歩だと私は考えています。

もし今、あなたがグルテンフリーの継続に迷っているなら、私の体験談が少しでも勇気やヒントになれば嬉しいです。壁にぶつかっても、それは決して失敗ではなく、自分にとってより良い方法を見つけるための大切なプロセスだと捉えてみてください。

これからも、このサイトではグルテンフリーを実践されている皆さんの様々な体験談や役立つ情報をご紹介していきます。一人で抱え込まず、様々な情報や仲間の声に触れながら、あなたにとって心地よいグルテンフリー生活を見つけていくことを応援しています。